弥生六日・二〇一〇 #492

歌の文句にもあったか、窓の外は時ならぬ雪。娘の声が弾む。あの日のようですね、などと微笑みかければきみは真っ赤になって俯くばかり。それがなければ今頃こうしてられはしませんよと云ったら、悪い人です、あなたはこんな人を連れてこないでね、と。「どうして?」と幼い君が問う

……密かにシリーズ化してませんか? 的な話。