師走廿日・二〇〇九 #404

終わりはない。ただ巡るのみ。疑いなど抱いたこともなかった。自らは、なんであるか。それに誰よりも早く気付いたものがわたしの手を引く。気付かぬまま、知らぬままに、沈めた街を数えるのはもう止めた。自らに手を下す術だけを、ただ考えて。黒死の旅団に風の慟哭は決して届かぬ。

@odaidepon「利己的な旅と死にたい風の物語」。気がつくと黒死の風を使ってる気もするが。