神無月廿三日・二〇〇九 #216

空なんて。見上げるだけ忌々しい。奴らの艦が見下ろしてるだけじゃないか。ぼくらには抗いきれぬ力を持って、奴らは空から降りてきた。この星は奴らのものみたいになったらしいけど、ぼくらの生活はそう変わらなかった。幾つかのかなり凄い技術と引き換えに、空を手放しただけだった

「少年冒険飛行倶楽部」その1。