卯月九日・二〇一〇 #527

困惑したような表情で少女は告げる。ただの一度、願うその時に帰れると。少しだけ考えて、答える。 #twnovel 「……えっ」知らず、頬を伝う。四月の風に儚く舞うその花弁のように、とめどなく。横断歩道の向こうに、白い少女を見た。風に目を瞑った刹那、消えてしまったけど。そう、貴方が。

相馬裕子「死神の詩」とか聴いてたらふと浮かんだので。なんか、支離滅裂な感じもするが混乱する心境とかそう云うことにして頂きたく……。