如月十九日・二〇一〇 #481

遥かな昔、魔術があった。いつ失われたのかも判然とせぬ。高祖が世の理に通暁してゆく途でそれは失われていったのであろう。科学の灯が夜の一隅をまで照らすようになっては最早痕跡すら見当たらぬ。それがあまりに歪な文明の形であるなどとは知る由もない程、地球は辺境の地であった

#479続き。まあP計画ネタとかも絡められるな—とか思いながら書いてるのでいずれ話同士をつなげられたらなあ、とは思う。